焼酎は蒸留酒だけど、蒸留って何?

芋焼酎、今日も楽しんでますか?ななぴょんでーーーす

せっかくなので、芋焼酎のおいしさにもっと近づいてみましょう、ってことで、いろいろと調べてみたことをまとめるよ

この記事を読んでいるあなたも、きっと焼酎博士になれるよ

今回のテーマは、「醸造酒と蒸留酒の違い」なのだ

蒸留酒って何?

お酒には2種類あるんだそれが醸造酒と蒸留酒。

醸造酒はビールとかワインとか日本酒だね
蒸留酒はウイスキーとか焼酎とか

すごく簡単にまとめると、醸造酒はアルコール発酵させて作ったお酒をそのまま飲むものなんだよ。
蒸留酒はアルコール発酵させて作った醸造酒を、さらに蒸留したものなんだ。

蒸留酒は、よけいにひと手間かかってるってことだね

じゃぁそのひと手間の、「蒸留」って何なのさ

似たような言葉に「蒸発」っていうのがあるよね。そう、水は100℃で沸騰して蒸発するとかいうじゃん
醸造酒は水とアルコールが混ざった状態。だから醸造酒を100℃まで温めて沸騰させると、水もアルコールも蒸発してしまうよ

でも、実はアルコールは78℃で蒸発しはじめるんだ
水よりも低い温度で蒸発しちゃうってことだね

  • 水は100℃で蒸発
  • アルコールは78℃で蒸発

そこで、焼酎のもとになる醸造酒に、熱ーーーい蒸気を吹きかけて、78度をちょっと超えるくらいにしてやると、アルコールは蒸発するのに、水はまだ蒸発できないよ、っていう状態になるのさ

あとはこのアルコールの蒸気を集めて、冷やしていけば蒸留酒の完成だよ

こうやってアルコールを取り出す方法を「蒸留」って言ってるんだ
蒸留は古代の哲学者、アリストテレスがすでに発見していたらしいよ。お前ものんべぇだったのか

焼酎の味や香りは、なくなっちゃうの?

蒸留っていうのが、どういうものなのかは分かったんだけどさ、この話だと、蒸留してアルコールを取り出しているだけのような感じだよね

芋焼酎の香りやあまーーい味とかは、なくなっちゃうんじゃないの、って思うよね

本当は、アルコールの蒸気の中には、「フーゼル油」っていう成分が含まれているんだ
フーゼル油は、お酒を作ったときにできる副産物で、いろいろな種類の油の成分が混ざりあったもの。
蒸気と一緒に、油分も蒸発しちゃうのって思ったんだけど、あっためると蒸発する油っていうのは、まるでアロマオイルみたいな感じなのかもしれないね

フーゼル油などの、蒸発しやすい油の成分がどんな風に混ざり合うかで、蒸留酒の香りが決まるんだ。
そんな成分は、香りだけでなく、味にも影響している成分なんだって

蒸留酒のなかでも、ウイスキーやブランデー、そして焼酎は、フーゼル油を豊富に含んでるお酒なんだ。そのお酒特有の香りが楽しめるってことだね

もちろん、蒸留酒の作り方によって、フーゼル油だけでなく、いろいろな成分がアルコールの蒸気の中に取り込まれて、そのお酒特有の味や香りが決まるんだって

さぁ今日も芋焼酎を楽しもう

「目指せ焼酎博士」シリーズは、
さつまいもから芋焼酎はどうやってできるの?
へ続くよ
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