秋葉原に出かける用事がありまして、ついでに買いたいものがあったので、秋葉原のヨドバシカメラに立ち寄りました。
無事探していたものを見つけ、エスカレータを下ると、ふとお酒売り場があることに気づきました。
ちょっと寄り道してみます。
まぁ電気屋さんのお酒売り場ですから、めずらしい焼酎はないだろう、とタカをくくっていたのですが・・・
芋焼酎のコーナーに「さつまげんち」があるじゃないですか!
だいぶ前に飲み屋さんで出会って以来、どこの酒屋さんでも見かけることがなかった「さつまげんち」が、なぜか電気屋さんにあるのです。
買い物で貯めたポイントを使って購入しました。
ポイントで芋焼酎が買える、っていうのも不思議な感じです。
さつまげんちは昔ながらの芋焼酎
「さつまげんち」は、芋焼酎の原料となるさつまいもに、「げんち芋」を使っています。
瓶の後ろのラベルによると・・・
「げんち芋」は焼酎専用というわけではなく、食べてもおいしいさつまいもなんだそうです。
昔は薩摩でたくさん作られていたのですが、今では作られておらず、幻の品種となってしまいました。
「さつまげんち」は昔ながらのさつまいもを使い、昔ながらの「甕壺仕込み」でできあがった芋焼酎です。
いったいどんな味がするのでしょうか。さっそくお湯割りでいただいてみましょう。
芋焼酎 さつまげんちをお湯割りで
箱を開けると、真っ青な瓶に黄色いラベル。
四合瓶ははじめて見ましたが、派手なカラーにびっくりです。
封を開けたときから、豊かな香りが漂ってきます。
まずはお湯割りから。
「甕壺仕込み」をうたっている芋焼酎の特徴と言えるのでしょうか。
第一印象は、濃い、うまい。
最初から突き抜けたうまさを感じます。
濃さといっても、まずは芋焼酎特有の甘さをふわっと感じなんです。
後から、じわーっと芋焼酎の味の濃さと、「さつまげんち」らしい香りの強さが広がってきます。
さらにもう1段、最後にじゅわーっと芋焼酎の強い香りが暴れる、そんな印象です。
この「さつまげんち」らしい芋焼酎の濃い味と力強さが、飲んだ後にも余韻として残っています。
香りの奥行きというか、芋焼酎の香りの奥深さのようなものが特徴です。
これも甕壺仕込みならでは、といえるのでしょう。
お湯割りがなじんでくると、少しまろやかになったように感じました。
さつまげんちのおつまみは豚肉のソテー
豚肉の切り落としをソテーし、潮とみりんと醤油で味付けしたものが、おつまみとして選ばれました。
けっこう脂っこい豚肉でしたが、焼酎の味はまったくぶれることがありません。
強いて言えば、最初に感じるふわっとした甘さが、少し目立たなくなる感じです。
味の濃いおつまみと、相性がいい芋焼酎だと思います。
芋焼酎 さつまげんちをロックで
今度は「さつまげんち」をロックで味わってみます。
お湯割りの特徴が、ロックになると薄まってしまう芋焼酎も多いのですが、「さつまげんち」は全く違います。
お湯割りで感じた、甘さや味の濃さが、ロックでもそのまま生きています。
初めの甘さは、お湯割りより少し控えめになった感じがしますが、後からじわーっと広がる味の濃さ、香りの豊さはロックでも健在です。
さきほどの豚肉ソテーに加えて、おそうざいの鶏肉ソテーをおつまみにします。
相性もバッチリです。
炭火焼き鳥が食べたいなぁ。
冷蔵庫にあったローストビーフもおつまみにしちゃいました。
しょうゆベースの甘めなタレでしたが、「さつまげんち」の味の特徴はブレることがありません。
ぶりの照り焼きなども、相性が良いんじゃないかと思います。
氷が溶けてきても、香りの広がりや、芋焼酎のうまさが失われることなく健在です。
さつまげんちはロックもお湯割りもおいしい芋焼酎
「さつまげんち」では、初めに甘さがきて、あとから芋焼酎のうまさを力強く感じ、香りが広がっていきます。
ロックもお湯割りもおいしい。美味しい芋焼酎を飲んでいる!と実感できる一本です。
ロックでも、力強さを味わうことができますが、お湯割りだとさらに甘さや奥深さを感じられます。
おつまみとの相性が良いので、お湯割りの1杯目でもいいのですが、2杯目に「さつまげんち」をセレクトして、ちびちびとお湯割りをいただくのもおすすめです。
原材料 | さつまいも(鹿児島県産)、米こうじ(国産米) |
---|---|
使用麹 | 黒麹 |
蒸留法 | 常圧 |
アルコール度数 | 25% |
蔵元名 | オガタマ酒造 |
内容量 | 720mL |