こんばんは
お花見の季節だけど、朝晩はまだまだ冷えるよね。大人しく家でお湯割りを楽しんでいる、ななぴょんです
先日、阿久根市の芋焼酎を紹介したよね
鹿児島酒造の芋焼酎「阿久根」のお湯割りは1杯目におすすめ
の記事だよ
今日は同じ「あくねし」って読むんだけど、「莫祢氏」っていう漢字の芋焼酎を見つけたので、買ってみたんだ。
どんな味なのか楽しみだ
莫祢氏(あくねし)はやっぱり阿久根由来でした
調べてみたら、莫祢氏(あくねし)を製造している「大石酒造」は鹿児島県阿久根市にある、ってことなので、これも阿久根市の芋焼酎だってことだね
前にも載せたけど、阿久根市はここらへん。
鹿児島県の北西部に位置している。
でも、なんでこんな「莫祢氏」なんていう漢字なのさ
ウィキペディアの「阿久根市」のページによると、
「英袮(あくね)」の地名は古代より存在した。「アク」は魚や漁業を意味する言葉、「ネ」は岩礁を表し、古くから漁港として栄えてきた土地である・・・(中略)・・・英袮(あくね)氏を名乗りここを統治する。鎌倉時代には莫祢と表記され、英袮氏も莫祢氏となる。
1451年(宝徳3年)島津用久により阿久根と改称され(以下略)ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org)の「阿久根市」より引用
なんだってさ
つまり、阿久根の古い地名で、「英袮」とか「莫祢」とか書かれていたってことなんだ
島津氏の前にそこらへんを統治していたひとが、「莫祢氏(あくねし)」だった、っていうわけだ
この芋焼酎は、以前に飲み屋さんでお湯割りで飲んだことがあるんだ。
そこで、当サイト「芋いもロック!」自慢の
目指せ、年間100種類!芋焼酎好きの本格焼酎カタログ
をみてみると、莫祢氏(あくねし)はさつまいもが「シロユタカ」っていう種類、麹は黒麹って書いてある
芋焼酎の原料は「コガネセンガン」が使われることが多いので、「シロユタカ」を使った「莫祢氏(あくねし)」はめずらしい芋焼酎だっていえるよね。
では早速お湯割りで飲んでみよう
莫祢氏(あくねし)をお湯割りで飲んでみたよ
少しぬるめのお湯を、グラスに入れて、莫祢氏(あくねし)を注ぐ。
お湯割りを作って、口に近づけると、甘めの香りがふわっとしてくる
正直言って、ラベルも堅そうなデザインだし、甘い香りは期待してなかったから、驚いたよ
口にふくむ前から、ふわっと芋の香りがするんだ。
ちょっと芋を甘く煮付けたような感じの香りかな。
あの「黄色い椿」や「風憚・山川紫」の芋まるごと感を思い出させるような、芳醇な雰囲気がある、芋の香りだと思う
お湯割りだと、芋の甘い香りを楽しめるのがいいよね
お湯割りを口に含むと、香りのイメージどおりの味がしたよ
甘い香りを裏切ることなく、芋のほわっとした甘さを味わえる焼酎だね
でも、この芋焼酎は、のどを通すとちょっとイメージが変わる。
ふわっとした甘い感じから、キリッとしてしっかりとした後味に変わるんだ
甘さとは違う、このどっしり感
無ろ過とか、にごりとか、そっち系の芋焼酎に似た、味の濃さやコクが感じられるんだ
芋焼酎らしさが、口に残る感じかな。
しばらく飲み進めていくと、はじめの華やかさはあまり感じられなくなって、冷めていくとともに、いろんな味がなじんでいく感じだよ
もうそうなると、
「あぁ、黒麹のおいしい芋焼酎を、お湯割りで飲んでいるなぁ」
っていう雰囲気になってくる。
黒麹の芋焼酎の荒々しさが目立ちすぎることなく、なおかつしっかりと味のベースになっている感じだね
莫祢氏(あくねし)は、第一印象の、甘い芋の香りがとっても印象的
最初に花のように香りが広がって、味もその期待通りの甘さがあるんだけど、なじんでくると、しっかりと足腰があってコクのある黒麹の芋焼酎に変わってくるところが、不思議だね
やっぱり、1杯目のお湯割りにぜひおすすめしたい
どんなおつまみでも、相性がいいと思う。白身魚のお刺身でもいいし、味の濃い豚の角煮でもいいし。安心して美味しく飲める芋焼酎だよ
芋焼酎の甘さもあり、洗練されている味なんだけど、黒麹の芋焼酎としての存在感もしっかりしている。そんな印象の芋焼酎だね
これからも長く付き合いたい芋焼酎だよ
ななぴょん今夜の一本は、「莫祢氏(あくねし)」でした
原材料 | さつまいも、米麹(国産米) |
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使用麹 | 黒麹 |
蒸留法 | 常圧 |
アルコール度数 | 25% |
蔵元名 | 大石酒造 |
内容量 | 900mL |